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琳派−光悦と光琳 [芸術]

珍しくノープランで平日に休みを取ってしまい、どうしたものかと朝1時間考え、暑いのでアウトドア活動はやめて熱海のMOA美術館の琳派−光悦と光琳に行ってきました。

この美術館、とても良いですね。

着いたのが昼過ぎだったので、併設のカフェレストランで前菜、メインとフランス料理でランチをしてしまい、平日の空いた美術館でゆっくり見ました。

本阿弥光悦、俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一ほかという正統派の展示で、何より空いているので、東京で見るように人の隙間からのぞき見るのではなく、まるで日曜美術館の番組のようにゆっくり見ることができました。
あと、この美術館、海外の美術館のように、写真撮っても良いんですよね。
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熱海から結構狭い道を登りますが、海も見えてゆっくりと時間を過ごすのに良いところです。
次は違う季節に来てみたいです。
DSC_0704.jpg

尾形光琳の「紅白梅図屏風」を所蔵していることで有名ですが、これは梅に合わせて2月に展示とのこと。
2月はちょっと厳しいかな。
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琳派 ―俵屋宗達から田中一光へ― [芸術]

山種美術館にさっと行ってきました。

【特別展】琳派 ―俵屋宗達から田中一光へ―
http://www.yamatane-museum.jp/exh/2018/rimpa.html

俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一、鈴木其一といった定番から、後半は琳派に影響を受けた後の画家として田中一光まで。

やはり前者の大物の絵が印象に残ったものの、以前に山種美術館で見たことがあったものが多かった印象でした。

ただし、良いのか悪いのかわかりませんが、山種美術館はひどく混雑していることがなく、ゆっくりと見られる気がします。
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東京国立博物館「名作誕生 つながる日本美術」 [芸術]

久し振りに仕事も旅行も法事もない休日、久し振りに美術館。
行こうと思っていた東京国立博物館の「名作誕生 つながる日本美術」に。
金曜日と土曜日は夜までやっているということで、いろいろ片付けてから19:00過ぎから見てきました。

日本美術の展覧会で、一つの時代だけではなく、奈良から大正時代までを俯瞰して、全体の流れを見ることができます。
それでいて、いくつかのテーマのまとまりに焦点を当てているので、冗長にならず、ストーリーが強調されています。
例えば、狩野派はいくつか紹介されているものの、脇役です。
なので、一人の作品をひたすら見せられる展覧会や、ばらばらといろいろなものを見せられる展覧会と違って、飽きずに引きつけられます。

http://meisaku2018.jp/highlights/

始まりは一木造りの仏像から。
一木造りですから、脱活乾漆造と寄木造の間の狭い時代ということになりますが、並べて見て見ると、胴と足の長さのバランスや、身体の太さ、衣文など、様式がかなり違うことがわかります。
一方で、素材の制約なのか、どの像も直立していて、奈良時代の金属製の仏像に見られるような身体をひねった表現は見られません。
普通、仏像はお寺にあらうので、並べていくつも見る機会は少ないですよね。

説明によれば、一木造りの仏像は、鑑真が連れてきた大陸の工人がはじめたとのこと。
大陸では石で仏像を作っていたものの、日本には適した材料がなかったため、カヤの木で作り、白檀の木で作ったかのように色を塗ったとのこと。
一方の日本人も、仏像は金属や漆といった貴重な素材で作らなければならないと思っていたのに、カヤの木で作るんだ、という驚きがあったものの、慣れ親しんだ素材であるために、すぐに技法をものにしたとのことです。

「祈る普賢」というテーマでは、「扇面法華経冊子」が印象的でした。
平安後期の絵巻、料紙は大好きで、この「扇面法華経冊子」も料紙が美しく、現代にあってもまったく不思議ではない完成度。

琳派の宗達も、彼が多くの古典を題材にした作品を手がけたことが後のテーマの多彩さにつながっていることが示され、最近、何が何だかわからないほど人気がある若冲もなんと「若冲と模倣」というテーマで、彼が中国絵画を、そして自身の絵を繰り返し模倣したことが幹となっていることが示されます。

和服も展示されていて、「小袖 縞縮緬地桜山模様」もため息が出るような美しさ。
吉野山を思わせる桜と山が友禅で華やかに表現されています。

最後に浮世絵もいくつか示されていますが、それは岸田劉生の有名な洋画「道路と土手と塀」の前振り。
岸田劉生は古典や日本画をよく勉強していたらしく、不気味な麗子を描いた野童女は、寒山拾得図を意識して書かれたものだそうです。

たいてい展覧会は1時間ちょっとで飽きてしまうことが多いのに、2時間近く見入ってしまいました。
お薦め。というか、自分でももう1回行っても良いくらいです。


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国宝展 [芸術]

先日、京都に行ったついでに国宝展に行ってきました。

http://kyoto-kokuhou2017.jp/

台風が近づいていたせいで比較的人が少なく、並ばずに入場できましたが、中は大混雑でした。

今回の国宝展は4期に分かれていて通期の展示がかなり少なく、ほとんどが入れ替わり。
私が行ったのはII期に相当します。
II期では雪舟が揃うのが見所とのこと。

国宝と言っても土偶から屏風、書、絵巻、仏像と様々で、時代もいろいろ。中国絵画もあります。
解説はあるものの、理解するのは大変です。

いつも思うのですが、絵巻って展示位置が低いんですよね。
バリアフリー、ということも考えられているのだと思いますが、人垣にブロックされていて、なかなか近づけない。
なんとか、餓鬼草紙、病草子、信貴山縁起絵巻などを見てきました。

天目茶碗なんて長蛇の列で、実際に見るところは「立ち止まらないでください」と流し見をする感じで、昔のランランとカンカンを見に行った時を思い出しました(古い)。

正直な感想を言うと、国宝がまとまって見られるところに価値がある、という感じです。
それぞれのものは、それぞれの所蔵館で見た方がゆっくり見られます。

「縄文の女神」なんて、山形県立博物館で見たときは、周囲にほとんど人がおらず、ゆっくり見られました。

まあ、後半も行っては見たいですが、京都国立博物館は以前に琳派を見に来たときも大混雑だったんですよね。
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江戸の琳派芸術 [芸術]

卒業論文も一息ついて、手を付けられなかったやることがそれなりにありますが、会期が11/5までと迫っていたので、出光美術館に行ってきました。

「江戸の琳派芸術」
http://idemitsu-museum.or.jp/exhibition/present/

江戸琳派と言うことで、酒井抱一、鈴木其一が中心です。

入っていきなり酒井抱一「夏草秋草図」とあるので、例のやつかと思ったら、ここにあるのは下書きとされているものだそうです。
そしていきなり伝尾形光琳「紅白梅図」とあるので、例のやつかと思ったら、ここにあるのは真ん中に川があるやつではありませんでした。

しかし、同じような構図やモチーフが繰り返し描かれているところの共通性と違いを見るところも琳派の面白いところかも知れません。

酒井抱一「青楓朱楓図屏風」、鈴木其一「四季花木図屏風」も、光琳の紅梅白梅図の阿行吽行の対のような構図を踏襲していると感じるのですが、どうでしょうか。

酒井抱一「紅白梅図屏風」は銀地で渋く、冷たい初春の空気の中で咲く梅を感じますし、
鈴木其一の「桜・楓図屏風」は構図が斬新ですし、「籐花図」は一面に銀砂子がまかれて独創的。


大型の屏風も多く、華やかなのでわかりやすいとはいえ、やはり素晴らしいですね。
やっぱり時代が進んでいるせいもあって、尾形光琳の時代より色の使い方も鮮やかですし、保存状態も良いように思います。
酒井抱一はもちろん、鈴木其一ってもっとブレークしても良いんじゃないかと思います。
(混んだら困るけど)

出光美術館、皇居も見えて、混んでいると行ってもそんなにひどい目に遭ったことはないので、良いところです。
皇居も紅葉が始まっていますね。
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ボストン美術館浮世絵名品展 鈴木春信 [芸術]

サラリーマンとしても大学生としてもなかなか時間が厳しい中、いくつか会期末が迫っている展覧会があり、その一つに千葉まで遠征してきました。

「ボストン美術館浮世絵名品展 鈴木春信」
http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2017/0906/0906.html

鈴木春信は浮世絵の中でも好きな絵師の一人です。

浮世絵は版画なので、肉筆のものを除けば複数の刷りがあるのが普通ですが、春信の作品は一図あたりの点数が少なく、さらに現存するものの8割は海外にあると言われているそうで、これだけ揃ったものを見られる機会は少ないそうです。

より多様な画材が使えるようになった後の時代に比べて、春信の時代の浮世絵は「錦絵」と言われていても、色は渋く落ち着いています。逆に数多く見ていても疲れないように感じます。
空刷りというエンボス加工を使っていたりして、それも品がありますね。

また、浮世絵が後の時代ほどには大衆化していないからでしょうか。
絵暦や見立て絵など、「誰が見てもわかる」と言うより、「わかる人が見ればわかる」という知的な遊びがあります。

中性的な顔つき、あり得ないようなすらりとした体型、写実的と言うより様式的な服のカーブなどは春信だけの特徴だと思っていたら、この時代の浮世絵は同じようなものが多いんですね。石川豊信とか知りませんでした。
構図や画題もほぼ同じものを複数の絵師が手がけていたようです。

ボストン美術館の所蔵品だけで圧倒される点数がありますが、同時開催で所蔵品による関連展示もやっていて、これもなかなか良かったです。
春信の時代に近い、南蘋派、円山応挙、曾我蕭白、伊藤若冲、池大雅の絵が展示されていました。

「江戸美術の革命−春信の時代」
http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2017/0906_2/0906_2.html

市の美術館なのに、なかなかやりますね。

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天下を治めた絵師 狩野元信 [芸術]

三連休、皆に「どこに旅行するの?」と言われましたが、放送大学の卒論の提出も近いので、今月は我慢です。

とはいえ、三連休でもあるので、サントリー美術館の「天下を治めた絵師 狩野元信」をさっと見てきました。
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2017_5/

狩野派と言えば日本美術のジャイアンツのような位置づけでしょうか。
色鮮やかなやまと絵の伝統と、南宋の影響を受けた水墨画の両方を統合して江戸時代まで君臨します。
そのはじまりは狩野正信で、室町時代の狩野元信は二代目。有名な狩野永徳は元信の孫にあたります。
元信はいろいろな絵の様式を、書になぞらえて、真体画、行体画、草体画として整理して体系化します。
前者になるほどいわば写実的できちんと書かれていて格式が高い場所に置かれ、後者になるほど崩しているということだそうです。

狩野元信らの絵だけではなく、そこに大きな影響を与えた牧谿、夏珪、馬遠といった南宋の画家達の絵も展示されています。
ただ、南宋の絵画で特徴的な辺角の景は元信には取り入れられているようには見えず、ずっと時代が後の探幽に現れてくるのは面白いな、と思いました。

昔は水墨画、山水画は退屈だと思っていましたが、疲れて現実逃避したいときには良いものですね。


http://digital.asahi.com/articles/DA3S13135326.html

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%A9%E9%87%8E%E5%85%83%E4%BF%A1


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大エルミタージュ美術館展 [芸術]

無料のチケットをもらっていたので、会期ギリギリに行ってきました。

http://hermitage2017.jp/

エルミタージュ美術館と言えば、2010年の8月に、記録的猛暑のロシアで、冷房のない中脱水症状になりそうになりながら行った覚えがあります。
それに比べると、冷房も効いてて快適に見られます。

16~18世紀の西洋絵画が中心で、イタリア、オランダ、フランドル、スペイン、フランス、ドイツ・イギリスと地域毎に展示しているので、とてもわかりやすい。
ただ、テッツィアーノ、ルーベンス、クラーナハといった名はあるものの、それ以外は私はよく知らない画家のものでした。
このホールは丸ごとピカソどーん!というような本場のものとは違うような気がしました。

最近、日本美術に傾倒しているので、西洋美術を見ると、画題や表現も体系が全く異なっていて難しいな、と思いました。

これぞ暁斎 [芸術]

Bunkamuraの「これぞ暁斎!」を見てきました。

河鍋暁斎については、画鬼・暁斎—KYOSAI 幕末明治のスター絵師と弟子コンドルでも見てきましたが、今回はイスラエル・ゴールドマン氏の所蔵展だそうです。

題材の自由さ、画風の幅広さは相変わらずですが、赤や緑が画面を覆い尽くすような画が多く、見ていてチカチカしてきました。
まあ、この時代の浮世絵はそういうものが多い気がしますが。

絵がうまいことは確かなんですけどね。

休日と言うこともあり、結構な人出でした。



円山応挙 「写生」を超えて [芸術]

会期末ぎりぎり、根津美術館に円山応挙を見に行ってきました。
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/

表参道から歩いて行くとぞろぞろと根津美術館に入っていって、館内も結構混雑。
円山応挙って、そんなに人気があるとは知りませんでした。

円山応挙は江戸時代の京都の画家で、円山派の始まりとされます。
江戸中期ということで、伊藤若冲と同時代の人ですね。

応挙は写生を重視したと言うことで有名ですが、実際の風景をそのまま書いたというのではなく、写生をした元ネタ帳を持っていて、それをもとに実際の絵を構成したと言うことのようです。

元ネタ帳と言うべき写生帖も展示されていて、図鑑のようです。

時代として、当然狩野派の影響は受けているし、それ以外には中国絵画の影響も受けているそうです。
来日した沈南蘋の影響を受けたとする解説もありました。

写生とともに、「親しみやすい」という、褒めているのかけなしているのかよくわからない評もされます。
うまいし、構成も素晴らしいですが、勢いに任せて書いたような絵は少ないですし、琳派のように派手派手でもありません。

例えるとトヨタ車のような感じでしょうか。