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カワハギ釣り [魚釣り]

冬休み、カワハギ釣りに連れて行ってもらいました。

カワハギという魚は干物になっているものしか知らなかったのですが、
釣りの対象としてもとても人気がある魚なのだそうです。

理由の1つは釣ることの難しさと楽しさ。

ヘリコプターのように自由自在に泳げて、小さな口でえさをついばむので、
なかなかあたりが分からないし、あたっても針がかりしないとのこと。
なので、専用の竿、専用の針まであります。

かかってからの引きも、ぐっぐっというリズミカルな独特なものがありますね。

朝、港で朝日が昇るのを見てから出船し、トラギスばかり釣れましたが、なんとか1匹だけ、
カワハギを釣ることができました。
手触りもビニール人形のようで、不思議な魚です。
口も硬くて針がなかなか抜けないし。

最後は、キスを狙いましょう、ということで場所と仕掛けを代えました。
渋かったようなのですが、3匹釣れました。
底をとって、引きずって誘うのですが、いつもやっているバス釣りのテキサスリグの基本の
ずる引きと同じなので、これは感覚がよく分かりました。

これが釣果。
kawahagi1.jpg
みんなで釣ったものなので、私が釣ったのはこのでかいカワハギではありません!

さて、帰りに友人宅で釣った魚で鍋パーティーをしました。
やり方を教わってカワハギをさばきましたが、ぴろぴろぴろと皮がむけて、おもしろいです。

そしてここにもう1つカワハギ釣りの人気の理由があります。

この時期の肝が大きくて、とてもおいしいのです。
kawahagi2.jpg

カワハギの肝を食べるというのは釣り番組で一度見たことがありますが、
実際に食べてみるとびっくりです。
溶かしたバターのように少し甘みがある油っこさで、思わずにやにやしてしまう味でした。

こんなところにもアスベスト - 世界を変えたリール [魚釣り]

アスベストの報道、昔「石綿金網」なんて使っていたけど、もう関係ないだろうと思っていました。しかし、思わぬところにありました。

ということで、いつもとはちょっと違った話題を。

ウェブサーフィンをしていたら、たまたま、ある製品のアスベストによる無償部品交換の記事を目にしました。「えー」と思って、ごそごそと部屋の奥からある製品を引っ張り出して、交換に出し、先日ようやく帰ってきました。

それがこれ。

ダイワ精工のPhantom MAGSERVO SS-15ACというリールです。

これは80年代のベイトキャスティングリール(両軸受けリール)で、確か中学生か高校生頃に買ったもの。
「ブラックバスを釣るには、やっぱりベイトキャスティングリールでなければ。」という風潮は当時もあったのですが、子供のお小遣いではなかなか買えず、ようやく手に入れた思い出のリール。
(ちなみに、これを買うまで、今はなき大森製作所のダイヤモンドリールというスピニングリールを使っていた。)

もっとも、これを手に入れた頃から、他のものに関心が移ってしまって、結局このリールを使った記憶は実はあまりない。

最近、これに使われているワッシャーがアスベスト製ということで、無償交換を受け付けることになりました。そのために釣具屋に持っていきましたが、店員も「懐かしいですねえ。僕もこれ使っていたんですよー。」と眺めていました。

さて、今になって振り返ってみると、このリール、実は世界を変えたリールなのではないか、と思います。

世界を席巻している今では信じられないことですが、それまで、日本製のルアー釣り用品は、リールに限らず、基本的に海外の一流ブランドのパクリというお寒い状況でした。
ベイトキャスティングリールは、スウェーデンABU社のアンバサダーが幅をきかせていて、日本製品は、それを全くコピーしたようなものを作って売っていました。あまりにも似ていて、スウェーデン大使館から通産省にクレームが来た、とか、アンバサダーの部品がそのまま使えた、とかいう話もあるくらいです。

それから徐々に日本製品が力をつけていくのですが、その転機になったのがこのリールの頃だったように思います。

このSS-15AC、大きな特徴が2つあります。

1つは、電磁誘導を利用したブレーキシステム。
ベイトキャスティングリールは、投げるときに、スプール(糸が巻かれた部分)が逆回転して糸を送り出していくのですが、スプールには慣性があるため、投げたルアーの速度が落ちても糸を送り出し続けてしまい、糸がごちゃごちゃにからまってしまうバックラッシュという症状を起こします。これを避けるためには、親指でスプールの回転を殺したりするテクニックの他、リールに内蔵されたブレーキシステムによって制御します。

それまでのブレーキシステムは、遠心ブレーキという仕組みしかありませんでした。これは、スプールの片側にバトンのようなものがついていて、スプールが回転するとそのバトンの先につけられたブレーキシューが遠心力で外側にはみ出し、囲んでいる円周と摩擦を起こしてスピードを殺すというもの。

遠心ブレーキの問題は、ほぼ回転数の自乗で制動が発生するため、投げた直後の初速で強く効き過ぎてしまうことと言われていました。また、いろいろな重さのルアーを投げ分けるときには、ブレーキ力を変えなければなりませんが、わざわざリールを分解して、ブレーキシューを違う大きさに交換する必要がありました。

そこで現れたのが電磁誘導システム。これは、磁界の中で移動する導体には誘導起電力が生じて、運動を妨げる力が生じる、というフレミングの法則を利用した仕組み。スプールの片側には円柱状の突起が張り出していて、その外周と内周に磁石が配置されています。
制動力は速度に比例して生じるほか、非接触なのでシンプルです。さらに、外周と内周でS極とN極が完全に対向したときに最大の制動力を発揮しますが、それをずらしていくと制動力が弱まります。これが、ダイヤルを回すだけで調節できるのです。

この技術は何の物まねではない、ダイワのオリジナルで、ライバルだったシマノ、そしてABU社までが採用して、ベイトキャスティングリールの仕組みを根本的に変えてしまいました。
(ただし、おもしろいことに、今ではシマノをはじめ、いくつかのリールは遠心ブレーキに回帰し、遠心派とマグ派に別れています。結局、ブレーキの効き方については人によって、好みがあるようです。)

この電磁誘導ブレーキシステム自体は、このSS-15ACの1つ前のモデルで採用されたものですが、SS-15ACでは、さらにもう1つの革新的な技術が加えられました。それがモデル名"AC"の由来であるAuto Cast機能です。

ベイトキャスティングリールでは、投げる際にスプールを逆転させなければなりません。通常はハンドルと連動して逆転しないようになっていますから、投げる際には「クラッチを切る」必要があります。

それまでのベイトキャスティングリールでは、そのクラッチを切るスイッチが、リールの左側の上の部分に着いていました。そのため、投げる際は、右手でロッドとともにリールを握り、右手親指でスプールを押さえ、「左手親指でクラッチを切ってから」、右手で投げる、という動作が必要とされていました。

しかし、Auto Cast機能では、このクラッチを切るスイッチが、リール後方に、スプールを横切る形で配置されています。そのため、スプールを押さえた右手親指でそのままクラッチを切ることができ、右手だけですべての動作を完結することができるのです。
数多く投げる必要があるルアー釣りでは極めて重要な特徴です。
この仕組みも、このリールが初めてで、そのスイッチ部分には、誇らしげに「Auto Cast PAT.Pending」と記されています。
今ではほとんどすべてのベイトキャスティングリールに取り入れられています。

今見てみると、形もそれまでの「太鼓型」とは違って、非円形の複雑な形をしていて、本当に当時は斬新だったと思う。

それから10年。今のリールは当然、これよりももっと進んでいます。
見てわかるように、SS-15ACでは、左右がねじでしっかりと固定されていますが、今のリールは左右が一体になっていて、剛性が高まっています。ハンドルノブは圧縮コルク、さらには、スプールも、本体もところどころがくりぬかれるなどして、一段と軽量化されています。スプールの回転も、極限までなめらかになってびっくりするほどです。SS-15ACでは、ストッパーが効くまで5~10°くらい逆回転する「遊び」がありますが、今のリールは一切遊びがありません。

道具としては、今のものの方が優れていて、性能では雲泥の差があります。価格も高いけど。
しかし、黒に金の装飾、木のハンドルノブ、2つの革命的な機構。このリールSS-15ACには、これから日本のリールが世界を制覇していく、という意気込みというか胎動が感じられて、見ていてほれぼれしてしまうんですよね。


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