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移動と定住の社会学 [放送大学]

さて、いよいよ最後の試験。

この「移動と定住の社会学」は、講師が二人で、内容も日本に来る外国人である日系人、技能自習生の話、日本国内での都市移住、出稼ぎ、ホームレスと二分されています。

それぞれ考えさせられるテーマで関心があったところですが、特に日系人と出稼ぎは新鮮でした。


まず日系人について。

そもそも日系人というのは何か、そもそも日本人(日本国籍者)とは何かという話になります。
日本は血統主義であり、日本人の母から生まれた子は自動的に日本国籍を有することになります。
(ちなみに、1979年の国籍法改正以前は、結婚すると妻は夫の国籍に入ったので、夫婦の国籍(当然子供の国籍)も一致するという仕組みでした。)
となると、最初の日本人はどうやって決めたのか、と言うことになりますが、これは明治4年の戸籍法で壬申戸籍に乗ったのが初期値の日本人ということなのだそうです。

で、日系人は日本人の子孫ということになりますが、「日系人」として日本に来られるのはもうちょっと複雑。

もともと日本人の子である日系二世は日本の入国と就労等に制限はありませんでした。
しかし、1990年の定住告示ではこれに加えて、日系三世、日系二世及び三世の配偶者、未婚・未成年で親の扶養を受けている日系四世も「日系人」として取り扱われることになりました。
つまり、日本人の血が流れていない人も含まれることになりました。
なんでこんなことをしたかというと、定住告示の半年前に入管法が改正され、それまでにいたイラン人などを閉め出してしまったこととの関連がうかがわれます。
つまり、労働者は欲しかった、ということです。


次に、出稼ぎについて。

最近では朝ドラの「ひよっこ」でお父さんが出稼ぎに出ていましたが、確か小学校の社会では出稼ぎを習った気がします。
ただし、最近は聞かないと思っていたら、1971年、1972年に55万人に達した後、激減しているそうです。
出稼ぎ者の次の世代は進学時から都市に出てくるようになり、人の流れ方が変わってきています。
あと、教科書では明確に書かれていなかった気がしますが、出稼ぎの送出道県は極めて偏っていて、青森県を最多として、北海道、岩手県、秋田県で半分を超えており、2004年では3/4を越えています。
北海道、北関東というのはなかなか厳しい地域ですね。



放送大学でありがちなことに、選択式の設問が10問しかなくて5分ほどで終わってしまい、退室できる開始30分後まで暇でした。
まあ、最後ですし。
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