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福島といわき [旅・出張]

福島といわきを旅行してきました。

このところ飛行機のマイレージを使っての国内旅行が多く、実は飛行機で行けない近場が盲点です。
また、東日本大震災の被災地は北海道から岩手、宮城と見てきたので、福島も行ってみたいと思っていました。

そこで福島県。広いので、今回は東半分、福島といわきを車で回ってきました。

初日は東北道で猪苗代湖によってから福島へ。

雨男なので日本列島台風縦断と重なりました・・・。
fukushima_002.jpg

そして県庁所在地の福島、泊まってみたものの、これが定番の名所というものがあるわけではなく、つかみ所がない街ですね。
いか人参や、餃子を食べました。



翌日は福島からいわきに向かって出発。
最短距離より少し北を回り、飯舘村(いいたてむら)のあたりを通過してきました。

飯舘村は2017年3月31日に一部を除いて避難解除されました。
http://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/list271-840.html
福島がある中通りと、太平洋側の浜通りの間は阿武隈高地となっています。
植生が違い、松が目立ちます。まるで北海道のような美しい景色です。
除染土と思われるシートに覆われた台形の山がぽつぽつあるものの、平和そのもの。

「いいたて村の道の駅 までい館」が2017年8月12日にオープンしていて、新しい館内にはしゃれたディスプレイで名産品が売られています。
一角には花が多く売られていました。飯舘村の名産品なんだそうです。
復興はようやくこれからだと思いますが、頑張って欲しいです。
http://www.vill.iitate.fukushima.jp/site/kanko/1404.html
https://www.facebook.com/michinoeki.madeikan/

浜通りまで出て、南相馬から常磐道へ入って南下。
浪江ICから常磐富岡ICまでの間は帰還困難区域に入ります。
路肩に線量計があり、数字が表示されていますが、概ね低く、局地的に高くなっていました。
ここで見てもその傾向が見て取れますね。
高速道路なので、通過はあっという間です。
https://jobando.jp/senryo/genzai.html

ドキュメント72時間で取り上げられた夜ノ森公園に行きたかったのですが、天気が悪いし、スクリーニング場などあり、ややこしいのであぶくま洞へ。

ここは1969年(私が生まれた年)に発見された、比較的新しい鍾乳洞。
周囲に何もないところにありますが、なかなか賑わっています。
公共交通機関では来にくいと思いますが。
追加200円で探検コースという追加ルートを通ることが出来ます。
ただ、ここはかなり狭く、おそらくお相撲さんだと通れないでしょう。
fukushima_017.jpg


続いて、福島県の国宝、願成寺(がんじょうじ)白水阿弥陀堂(しらみずあみだどう)へ。
これは平安末期の藤原清衡の娘であった徳姫が建立した寺で、阿弥陀堂が国宝、中の仏像が重文となっています。
池を渡っていくと阿弥陀堂がある構成は浄土式庭園と呼ぶそうで、宇治の平等院鳳凰堂を思い起こさせます。
ただ、西を向いて祈るレイアウトの平等院と異なり、白水阿弥陀堂は北を向いて祈るようになっていますね。
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阿弥陀堂内部には極彩色で彩られていた痕跡がうっすらと残っています。
仏像はいずれも寄木造りで平安時代中期以降の様式でしょうか。
定朝様と説明されていますが、顔つきはこれまた平等院の阿弥陀堂とは違う気がします。
脇侍は観世音菩薩、勢至菩薩、さらには多聞天と増長天があります。
いずれも平安時代という説明ですが、観世音菩薩と勢至菩薩は直立しており、勢いを見せる多聞天と増長天とは同じ時代のものだというのは不思議な感じがします。
四天王のうち、持国天と多聞天の2つしかないのも不思議です。
残念ながら、仏像は撮影禁止でした。

この日の最後はいわき市石炭・化石館ほるるへ。
首長竜などの化石の展示も面白いですが、炭田の展示は人形なども使って再現した本格的なもので、見応えがあります。
そもそも常磐炭田というものがあったことさえ知りませんでした。
エネルギー政策の転換で閉山となったものの、現在でも日本の火力発電では石油より石炭が多いそうです。
当時から温泉が湧き出て採掘の妨げともなっていましたが、閉山後はこれを使ってスパリゾートハワイアンズを作り、成功しました。

夜はいわきに泊まり、メヒカリの唐揚げを食べました。
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雨が相当強くなっていました。



最後の日は台風一過、強い日差しの日となりました。

午前はアクアマリンふくしまへ。
fukushima_027.jpg
ここはとても真面目な水族館です。
「カリスマ種に頼らない」という方針で、主役は普通の魚です。
鰯の群れは迫力がありますし、秋刀魚が泳いでいるのは初めて見ました。

また、キハダマグロやカツオが泳いでいる水槽の前で寿司を売っています。
アジなどを釣るコーナーや、焼き魚や魚料理を作るコーナーも設けられていて、人間と魚との関わりを考えさせるように工夫されています。

福島第一原発関連の展示もあります。
小名浜港の魚の放射線量は、大きく減少しているそうです。
グラフを見ても、最初の一年半くらいで劇的に減少しています。
震災直後は姿を消した釣り人も、放射線量が減ったことを知り、翌年からアジ釣りに戻ってきたそうです。
県内の木戸川は鮭で知られていましたが、津波でふ化場が被災し、原発事故の影響で避難地域になってしまいました。
鮭の量は放流量に強く依存しているため、当然ながら数は大きく減ってしまいました。
しかし、人間の手が入らず、簗場がない川を遡る鮭の写真は印象的でした。

小名浜港の向かい側にはいわき・ら・ら・ミュウという物販施設があり、魚売場やレストランが集まっています。
2Fは博物館となっており、いわきの被災に関する展示が続けられていました。
いわきは津波の被害を受けた上に、一か月後にさらに強い地震に襲われ、原発事故の影響を受けたため、復興は大変だったと思います。応援に来た大分県警の訓示など、心を打ちます。
ここも1Fは津波の被害を受けたようですね。
前では台風で延期になった秋刀魚のお祭りをやっていて、炭火焼きのいい匂いがしていました。

最後は塩屋埼灯台(しおやさきとうだい)へ。
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ここは登れる灯台として知らされていて、それほど大きな施設ではないですが、高台の上に立っているので絶景です。
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海は台風直後のせいか、とても荒れていました。
海の写真の左側、津波で被災したと思われる地区が見えますね。
小さな資料館を併設していて、この灯台も地震の被害をかなり受けたことがわかります。

最後は常磐道で一気に東京に戻りました。


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