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画鬼・暁斎—KYOSAI 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル [芸術]

苦戦した放送大学の「日本美術史」も無事に単位が取れて、もう勉強しなくてよくなりましたが、知ることで興味も出たので、河鍋暁斎を見に行ってきました。
三菱一号美術館、初めてです。
http://mimt.jp/

河鍋暁斎は江戸から明治にかけて活躍した画家です。
名前を知っているくらいでしたが、東京藝術大学美術館でボストン美術館所有の「地獄太夫(と一休)」を見て、主題の自由さ、超絶技巧にびっくりしました。
http://www.mfa.org/collections/object/hell-courtesan-538438

相当な多作であり、かつジャンルも幅広いのですが、この時期の作品にありがちなことに、結構な数が海外に流出し待っていて、全貌がとらえにくいとのことです。

今回は、その河鍋暁斎について、浮世絵(錦絵)だけではなく、狩野派としての水墨画から、山水画、観音、動物、さらには春画までを展示していました。まじめな絵も描けるし、デフォルメした絵も描ける。すごいですね。

好きになれるものもそうでないものもありましたが、狩野派としての花鳥図は、永徳の画面をはみ出さんばかりの勢いや、探幽の余白とも異なり、画面の中にこれ以外はないだろうという絶妙の構図で収まっているのが素晴らしいと思いました。成熟とか完成といった趣です。

山水画については、遠近の表現が乏しく、平面的な印象を受けます。こういう描き方なんですかね?

あと、小さな発見は、人間の顔の描き方。
台湾の國立故宮博物館にある宋時代の蘇漢臣「秋庭戯嬰図」では、立体感を出すために鼻が白く描かれています。
http://www.npm.gov.tw/ja/Article.aspx?sNo=04000963
(ちなみに、日本語版があるのがすごいですね)

暁斎の絵も同じような技術を使っているように見えますね。
「金魚と遊ぶ小童図」
http://mimt.jp/kyosai/midokoro_04.html



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